私の関西のお仕事といえば、大阪梅田大丸でのpop upイベントと2年に一度の神戸大丸のpop up。今年の2月からスタートしたフェルト教室は、芦屋のアトリエをお借りしているので、宿泊は三宮・・というより常宿にしてるのは、南京町入り口にあるホテルと元町エリアが気に入ってるんですが。海にも山にも近いし、夜は静か。フェルト教室が終わって、数日~ホテルで次のフェルト教室の準備をした滞在中の出来事を一つ。昨年、大手通販会社(フェリシモ)の本社が元町ベイエリアに移転して、2月にグランドオープンした本社ビル2階には、チョコレートミュージアムという世界中のチョコレートの歴史や収集したパッケージの展示をしています。舶来のチョコレートが入ってくる歴史も古く、神戸ならでは。日本だと、ちょっとした手土産と思うと、和菓子や洋菓子が多いですが、海外での手土産といえばチョコレートやお花ですね。今回2度目の訪問でしたが、こちらの社長室やミュージアムのエントランスにインスタレーションを手掛けたのが、同郷(仙台)の大先輩・・デザイナーの木村浩一郎さんで、作品を納めたというので、拝見しに行って来ました。ミュージアムに入ると直ぐの空間には、カカオを取り出した後のカカオハスクが木村さんの再生された新素材を使ったプロダクト(MIYAVIE)に敷き詰められていて。用済みとなったカカオ豆の種皮は、木村さんの棺の様な器に敷き詰められていて、主要部を取られてもカカオの甘い香りが辺りに漂って、一度死んだはずなのに、再び再生するような可能性を感じる・・エネルギーを放出する様を予感させる空間で、やっぱり素敵だ!木村さんは、仙台堆朱(漆)の家に生まれ、伝統工芸の漆に新しい概念を創った方。グッチの時計の文字盤、マイセンやジノリのデザインも手掛けていて、エレガントで素敵。本人は「顔がマヤ族に似てる」とミュージアムの壁には刻まれていた・・そうだったのか!今度、聞いてみようw(笑)