赤穂段通のワークショップを体験しました①

赤穂段通のワークショップを体験しました①

芦屋でのフェルト教室の時は、インテリア茶箱のインストラクター大森先生のアトリエをお借りしているんですが、先生の作品には「段通」を茶箱に巻いた作品があって、それがものすごく素敵で!段通というのは、日本の手織りの絨毯。私が知っているといえば、かつて殿様が座ったであろう佐賀の鍋島段通や、庶民的な山形の月山段通しか知らなくて。伺うと、赤穂にも江戸時代から段通文化があり、その地域で派生した段通や他にもあるらしいですよ。まだまだ知らない事が多い日本ですね!赤穂(忠臣蔵の)には、30年前に最後の作り手から継承されたお弟子さんが30人いるとの事。もともと、中国段通に興味があったので、その赤穂段通が模様も含めて私の好きなシノワズリの雰囲気にとても似ていて、次回の神戸の時には、絶対に行きたいと思っていました。ついでに、今回お世話になった赤穂段通の作り手(久田さん)が(私が)東京でアトリエをお借りしている陶芸家の飯野先生の大ファンで、二人は知り合いだったりして。そんな偶然があるのだろうかと思ったけど、このピンポイントの狭き世界のご縁が繋がり・・それまでご縁があった赤穂段通の作り手、15歳という若さでお弟子さんになった(赤穂段通工房 結 見並なおこさん)にも大接待して頂き、赤穂段通の体験と桃井ミュージアム(個人所有の赤穂段通がみられる美術館)の訪問が叶いました。機織りなどやった事がない私が、手織りの絨毯を織る・・事前に経糸はセッティングしてもらってました。糸は’糊’でバキバキに硬くなっていて、水で濡らしながら柔らかくしながら横糸を引っかけてハサミでカットする、というのを繰り返します。単純な作業でも、なかなか進みません!(笑)赤く色づいた経糸をぼーーーっと見ながら、5段目あたりで思ったんです。「この作業は、大変だ・・」ふと自分の指を見たら、没頭していて気付かなかったけど、早い段階で指が擦り切れていて、血が流れていたんです!!手織りの絨毯ってやつは、大変だ・・みんなロマンを追い求め、心と体から血を流しながら祈る気持ちで制作している・・やばっ!(笑)続きは次回・・↓素敵な赤穂段通の画像を少しお見せします^^

*赤穂段通六月

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