赤穂段通のワークショップを体験しました②

赤穂段通のワークショップを体験しました②

赤穂段通の作り手「アトリエARTISAN 羊の樹」主宰 久田雅代さんにご師事いただきました。今回のワークショップでは、10cm×10cmの小さい段通を織ったんですが、途中~桃井ミュージアムに見学に出かけたりして・・結局、自分で織ったのは半分くらい。自分も、教室を主宰しているくせに~とんでもない奴ですね!(笑)続きは、久田さんが織って仕上げて下さいました。こちらは、タイムリーに「赤穂の思い出とともに、お手元に置いて頂けましたら幸いです」と届いたばかり。織上がっても「敷きのし」という工程作業があり(水打ち)(釘打ち)(天日干し)を経て完成との事・・何より、段通は織上がってからの毛足をカットする作業が大変で、熟練の技術とセンスが問われます。特殊な糸切ハサミでカットするんですが、ただ短くカットするんじゃなくて~模様自体が立体になる、立体に見える様にカットするんです・・織物でありながら、私には彫刻の様な印象でした。そして素材も、こんなに光沢があるのに綿糸を使用しています。かつて、西洋からシルクロードを通って東の果てにたどり着いた技術は、月日が流れて~日本には、綿の手織りの絨毯としての文化が確立した、という事です。すごい!私が長く取り組んでいるフェルトワークの歴史も古く・・奈良の正倉院の宝物になっているほど。数年前に「その敷物」が羊毛であることが立証されて、羊の敷物がシルクロードを通って西洋から東洋に渡って来たという事です。羊毛を縦と横に薄く何層も重ねて、それらが絡む様に敷き詰めていくんですが、ハンドメイドの羊毛フェルトは絨毯の原始で機械ではできません。私の中では「曖昧な存在」として、何個作っても飽きなかった唯一の趣味、というわけです^^

*アトリエARTISAN 羊の樹(久田雅代さんの工房)

(↓画像)久田さんに仕上げて頂いた、私の小さい赤穂段通の表と裏。私が欲しくなった、たたみ1畳くらいの大きさの赤穂段通は、150万くらい?(汗)いつか欲しいなぁ~♪

↑立体に見えるでしょう!

欲しくなってしまった、私には高価すぎる赤穂段通!

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